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人生を恐れてはいけない。 人生に必要なものは、勇気と想像力。 それとほんの少しのお金だ。

Lifeの番外編で初めて聞いた。今度見てみよう。
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DVDがついに出ましたね。崖の上のポニョ。
以前劇場公開時にもポニョについて少し書いていますが(崖の上のポニョ)、
そのあと色々と検索しているうちにとても面白い見解と出会い、
ああこんなに深く読み取ることが出来るのか!!と衝撃を受けたので、
DVDがレンタルされたらもう一度見てみよう、と思っていました。

僕がスゲェ~、と思ったのはこのサイトです。
崖の上のポニョが神過ぎた件

2ちゃんのまとめなんですが、切り口が凄い。
数々の記号に込められていたであろう意味を色々と考えていくのですが、
まあよくもそんなこと考えつくわ、と読み取る方にも感心、
そんなものよく組み込むわなぁ、と作る方にも脱帽。

実際一見解でしかないわけではありますが、
これを見るとある程度整合性も取れていて説得力もあるように感じてしまいます。
とにかく一度読んでからもう一度映画を見ると、
この意見に賛否どちらであるにせよ新しい見え方をしてくるのではないかな、と。
そういう点でオススメです。
少し長いのですが、一度映画を見た方も、というかそういう方こそ、
是非これを読んでもう一度映画を見てみてください。


以下導入のみ引用。



 
 
2008/08/08(金) 21:11:06 ID:gI67iKAK

ポニョ見てガクガク震えた俺がきましたよ。

この映画はすげえよ。神かは知らんがすげえよ。

間違いなく宮崎駿の集大成だ。

ここでチラ裏させてくれ。




32 :名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 21:16:18 ID:gI67iKAK
俺の知識は一夜漬けレベルなので詳しい人は補完たのんます。

宮崎監督は神話の要素を毎回出してくるけど今回もてんこ盛りだったな。
自分の考えをまとめるために、一応書き出してみると、

・トンネル: 別世界への通路。人じゃないモノ(死者や精霊)に会えたりする。
・言霊: 名前。約束。問いかけと返答。
・食べ物: 命を分ける。食べた人の存在が変わる(千と千尋の両親とか)。

今までの映画でもよく出てきたのはこの辺か。




33 :名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 21:37:44 ID:gI67iKAK
これに加えて、ポニョであからさまだったのは数字の「3」。

これについてはちょっとウンチクたれます。
ウザいだろうけど我慢してほしい。
神話の世界では、3はちょっと特別な数なんですよ。
3回、とか。3日、とか。3兄弟、とか。
イザナギが黄泉の国から逃げるときに使った道具は3種類、とか。
3匹のこぶた、とか。




34 :名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 21:49:23 ID:gI67iKAK
で、何かに3回トライして、
3回ともクリアーしたらすごく良いことがおきて、
1回でもミスしたら自分の身にかよくないことが起きる。
何でか知らないけどそういうもんなんだからしょうがない。

例えば、イザナギは3回とも成功してこの世に帰ってこれたけど、
3匹のこぶたを襲った狼は3回目に失敗して死んでしまう。
神話の中で「3」でなにかしようとするのは
ハイリスクハイリターンな賭けに出ることだ、って言えると思う。




35 :名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 22:18:32 ID:gI67iKAK
あと、「境界」。

宮崎映画で違う世界が出てくると
死後の世界だーとか言ってる奴らが多いけど
必ずしもそうじゃないぞ。

境界はもっと、あれだ、どこにでもある。




36 :名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 22:25:48 ID:gI67iKAK
火、水、土なんかが向こう側の世界の入り口だ。
トンネルを通ったり、
灰を使ったり、泥を身体に塗ったり、
扉を開けたり、なぞなぞを解いたりすると、
向こう側にいける。




37 :名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 22:41:24 ID:gI67iKAK
境界を越えやすい特性っていうのもある。。
子供。女。
まっすぐ歩けない人(片足になんか起こるケースが多い。シンデレラ)。
なんか二つ以上の生き物がくっついちゃったようなやつ。

フジモトがわざわざカニ除けの結界を張らなきゃいけなかったのは、
カニがまっすぐ歩けない=境界を越えやすい生き物だからだろう。
水陸両用なのも境界を越えやすい体質って言える。
半魚人とかモロ。




38 :名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 22:45:06 ID:gI67iKAK
そんなんで境界を越えるのは結構簡単。
でも向こう側で長くとどまると危険。
世界のバランスが崩れて、ほころびが生じる。らしい。

自分が死ぬだけじゃ済まなくなる。
アルマゲドン並みの悪いことが起こってしまう。
何でか知らないけど神話ではそういう決まりらしい。




39 :名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 22:47:57 ID:gI67iKAK
じゃあどうすればいいかというと、いくつか方法があって、

 ・すぐに戻ってくる(トトロ)

 ・向こう側の特性(食べ物・名前)を得て、別の存在に変質する(千と千尋)

 ・世界のほころびを閉じられるほどの大きな挑戦をし、成功させる。

…他にもあるけれど、
ポニョを考える上ではこれさえ踏まえればOK。




40 :名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 22:58:43 ID:gI67iKAK
あ、あと、神話の中では、物事の順番はそんなに重要じゃない。
たとえばシンデレラで片方の靴をなくす場面は最後の方で出てくるけど、
シンデレラが境界を越えて不思議な力を手に入れるのは物語のはじめの方。


モチーフが出てきたことだけが重要。
ポニョもモチーフ詰め込みまくってるけど
順番は考えなくていい。




41 :名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 23:02:43 ID:gI67iKAK

だらだら書いてすまん。まとめるの下手なんだ、俺。

さて、本題だ。




俺の個人的な結論を書く。

「崖の上のポニョ」は、宮崎映画史上、初めて




境 界 を 決 定 的 に 越 え る 物語だ。
 
 

続きはここからどうぞ。
崖の上のポニョが神過ぎた件

・自転車泥棒

こっからは少し古めのものを。

流石名作!素晴らしい。
やはり今でも不変的な感情を扱ってるから名作なんだよなぁ。
あの状況でどうすれば・・・という、重苦しいはずなんだけど、
そこまで重苦しさを感じさせないのは、イタリア男ならではか?
本当に貧困が跋扈していると言うに相応しい状態の戦後イタリアが舞台で、
仕事の為に自転車が必要だ、でも質に入れてしまった、金はない!というところからスタート。
自転車泥棒、タイトルにもなっているため多くの人が知っている前提なのか、
ああ盗まれそうだな~!というドキドキシーンをこれでもか!と繰り返してきます。
しかし、盗まれそうだな~、って時には逆に盗まれずに、
思いっきり作為を感じさせる形で結果盗まれる自転車。
それがなければ仕事も出来ず金も入ってこないのに・・・
その自転車を得るために既に他の物を犠牲にしているのに・・・
希望から一転して絶望的状況に追い込まれてしまいます。
なんとか取り替えそう、見つけ出そうと八方手を尽くすのですが・・・

といった感じです。あらすじはすでに人口に膾炙している気がしますがね。
それだけこの作品が有名だということでしょう。
しかし、あらすじだけ知っていても感じるやるせなさ。
やるせないっす・・・
子どもがいることで、また父親としての役割も求められるからこそ余計に辛い、この状況、
ああ、現実とはかくもキビシイものなのか、と、チョコレートより甘い現実認識能力を持つ僕は改めて思わされました(笑)。



・あこがれ / 大人はわかってくれない

またしてもやるせない作品。
ご存知ヌーヴェルヴァーグの名作であり、
フランソワ・トリュフォー初長編作でもあります。
どうして名を残している作品はこんなにもの悲しいものが多いのか!(笑)
子どもという、自分の力では生きていけない、どこにも行けない時代から、
自分の力で生きていける大人になったんだな、と思わせてくれた、ドワネル君の目が印象的でした。
家族にあまり愛されず、その負のエネルギーを反抗という形で使っていた彼が、
まだ反抗という形をとりながらも、縛られているものへの攻撃から、
縛られていたものから解放された自分を導く力へ変えていく。
海の前で彼は何を思ったのでしょうか。

もう一生味わうことのないだろうあの気持ちへの懐かしさや、
そのやり場のない寂しさへの同意を感じながらも、
自分は闘って完全に大人になりきったと言えるのか?
ダラダラと、また戻ってきていやしないか?彼より大人だと本当に言えるのか?
なんてことを考えてしまう作品でした。



・ニュー・シネマ・パラダイス(完全オリジナル版)

三時間バージョンです。
色々な要素、主題があり、その為に意外と長くは感じさませんでした。
しかし・・・これもまた複雑です。
仕事で成功することが幸せなのか?好きな人と結ばれることが幸せなのか?
どちらか一つを取れ、と言われたら、人はどちらを選ぶでしょうか。
アルフレードはトトのことを本当に考えた上で、恋より仕事を選ばせた。
トトは、仕事で成功していながらもどこか物足りなさを感じる日々を送っている・・・。
考えの浅い偽善者は、ためらわずに愛を選ぶでしょう。
欲にまみれた野心家は、迷わず成功を選ぶでしょう。
はたして誰が正しいのだろう?
人生の目的は何だろう、という考えの違いによっても、答えが異なってきそうですね。
一人の人生の大半を描いていますが、そこでこの問題が前に出てくるということはやはり、
仕事と恋、というのは、人生の大部分を占める問題となるのでしょう。
両方手に入れられることを願って。
先日映画をレンタルしてきていくつか見た。
せっかくなので感想を簡単に纏めておこうかと思ったのである。


・GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊

前々からその高名?を聞いていて楽しみにしていた作品。
予想していたものとは随分と違ったが、なかなか面白かった。
手放しで楽しめたか、と言われると、まあ色々言いたいことはある。
主題をセリフで語りすぎで、絵で見せてないから、あまりアニメの必然性はないのでは?とか、
当時は衝撃的な画だったのかもしれないが現代しかも映画館でなく自室で見る上ではそれほど感動的なクオリティではないな、とか。
まあ色々あるけどさ。
でも悪くはない。
ところで、草薙素子と人形使いが一人になるのは、フェティッシュかつ原初的なエロスを感じさせる、と思うのは僕だけでしょうか・・・?(笑)
「どこにいこうか…?ネットは広大だ」



・ビューティフル・マインド

数学、ゲーム理論。
まさかあんな話だとは・・・と、物語は後半、パッケージ及び前半の内容からは思ってもみなかった方向へ。
何かを達成するのは並大抵の心持では出来ないのだろうな、とも考えさせられた。
歴史に名を残すような人々は、周りから見れば華やかな様でいて、その為にものすごく多くのものを捨ててきているんだろうね。
でもやはり憧れてしまう。
音楽も良く、志向はにエンターテイメント作品なんだけどとてもいい出会いだったな、と思えました。



・コーヒー&シガレッツ

ジム・ジャームッシュ。
会話だけなんだが、多くの人が評しているようにコレがセンスなのかなぁ。
クスッ、と笑わせてくれる、穏やかな微笑みを提供してくれる映画。
ロック好きな人にしてみれば、
ジャック&メグfromホワイトストライプスと、
トム・ウェイツ&イギー・ポップも出演というだけで見る価値あり。
イギーポップは僕のイメージとは少し違うキャラで登場。
ウータン・クランのGZA、RZAも出演。
他にも有名どころだらけで、『いとこ同士』のケイト・ブランシェットはかなり綺麗だった。
でも『いとこ同士?』のアルフレッド・モリーナとスティーヴ・クーガンの方が、最高に笑えて僕は好きだなぁ。
とか、色々な人が出ていて色々な話があって、気楽に見るのにも最適。
コーヒーと煙草が欲しくなってしまうかも。



・アイアンマン

いやコレ、最高にスカッとする良作。
「I am Ironman」と世界に公言してしまう感じも、バットマンとは一味違う。
ダークナイトよりこっちを推すね、僕は。
完全にエンターテインメントなんだけど、ところどころに挟まれる細かなユーモアやギャグが素敵。
またアイアンマンがあまりに無敵で、その闘いっぷりに敵が不憫に思えて笑えてくる、のもまたポイント(笑)。
超一流企業の社長で金もありイケメン、当然女にも事欠かず。
技術者としても一流で、話術もありマスコミもなんのその。
お約束の美人秘書までついて、もう男の子の野望を全て組み合わせたような設定で、本当に羨ましいのだが(笑)、
さらに同じような設定のブルース・ウェインはなんとなく嫌味な感じもあったのに、
こっちはお友達にしたい男No.1!のような軽薄さも備えさらにイイ!!(笑)
ロバート・ダウニー・Jrはいい演戯をしてくれました。
シネマハスラーでも推してました、是非。

ところで、秘書を演じていたグウィネス・パルトローは、コールドプレイのクリス・マーティンの妻だそうです。
・・・ミュージシャンなんか死んでしまえ!
とコールドプレイは好きながらも一瞬考えたことを思うと(笑)、
のっちとフライデーされたストレイテナー・ホリエアツシへのperfumeファンの気持ちはさぞ、・・・なんでしょうね(笑)。
すげぇな。
ホントに映像の綺麗なこと。
キューブリックも凄かったが、これも凄かった。

『ブレードランナー』

かなり前から見たかったのだが、
Discasに一位登録しておいても全然予約者一杯で借りられる気配も無く、
なので普通にレンタルショップ行って借りてきた。

なにかが、ハードボイルドだった。
茹でられすぎた卵。因みに僕は半熟が好きだ。

振り続ける雨。日の差さない空。ネオンの光。
陰気な雰囲気が全編に漂っていて、
現状から抜け出せない気分を味わった。
他で例えるとすると、クロノトリガーの未来みたいなもんが近いか?
人間もレプリカントも、結局みんな同じような気分を味わってるんだろうよ。
もしかしたら現代とも変わらないかもな。
2019年なんて実際すぐそこだ。

夜中に見るのはホントお勧め。
春や夏の、生ぬるい夜に、
雨なんか降っていたら更にいいかも。

いやあ、良かった。
恋が始まる時みたいだ。
帰ってきても余韻が残っていて、まだドキドキしている。
そんな感じ。
(それにしてもこの文句、以前どこかで使った気が・・・?)
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